ポルノグラフィティ・新藤晴一、ミュージカル原案&プロデュースに初挑戦「バンドを組んだときと同じ感覚」

ポルノグラフィティ・新藤晴一、ミュージカル原案&プロデュースに初挑戦「バンドを組んだときと同じ感覚」

ミュージカル原案&プロデュースに初挑戦する新藤晴一 (C)ORICON NewS inc.

(ORICON NEWS)

 ロックバンド・ポルノグラフィティの新藤晴一(Gt)が初めて手がけたオリジナルミュージカル『ヴァグラント』の記者会見が1日、都内で行われた。会見には新藤のほか、主演の平間壮一と廣野凌大、共演の小南満佑子、山口乃々華、平岡祐太、美弥るりか、脚本・演出の板垣恭一氏が参加し、本作への意気込みを語った。

 新藤はポルノグラフィティでの活動と並行してアーティストへの歌詞提供や小説の執筆なども行い、文筆家としての活動にも注力している。今作はそんな新藤がプロデュース、原案、作詞、作曲を務めた初のオリジナルミュージカルとなる。

 新藤は、2019年にロンドンの劇場でミュージカル『メリー・ポピンズ』を観たことが、今回ミュージカルを書き下ろすきっかけになったと明かし、「やりたいと思ったことを、器の大きなみなさんのおかげでやらせていただいている」とキャスト陣に感謝した。

 続けて「高校生のときに、バンドがカッコいい、やりたいと思ってバンドを組んだ。そのときと同じ感覚なんです」としみじみ。「そのときはバンドメンバーがいて、今はキャストのみなさんがいる」と誇った。

 ミュージカルに向けて、20曲以上のオリジナル曲も書き上げたことについても触れ、「ポルノらしさを出した曲もあれば、“ミュージカルマナー”に則った曲もある。新しい発見もあり、面白いミュージカルになったと思います」と笑顔を見せた。最後には「だから、オリジナルのストーリーだとか、そういったのは後づけ」としつつ「でも、そこにも意味が持たせられるような作品になればいいなと思っています」と期待を寄せた。

 新藤と板垣氏が1年以上の時間をかけてプロットや脚本を練り上げた本作は、約100年前の日本を舞台とし、平間と廣野がWキャストで演じる佐之助や美弥が演じる桃風といった芸能の民“マレビト”、そして親殺しの犯人を探し続けるトキ子(小南と山口のWキャスト)を中心としたストーリーが展開される。

 東京公演は明治座で8月19日から31日、大阪公演は新歌舞伎座で9月15日から18日にかけて上演される。

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