ボストン・ポップス20年ぶり来日、ジョン・ウィリアムズ氏への敬意示すステージに

ボストン・ポップス20年ぶり来日、ジョン・ウィリアムズ氏への敬意示すステージに

20年ぶり来日公演のボストン・ポップスを指揮するキース・ロックハート氏=ⓒ池上夢貢(GEKKO)

(サンケイスポーツ)

米国の名門ポップス・オーケストラ「ボストン・ポップス」の指揮者、キース・ロックハート氏(63)が6日までに、東京都内で合同取材会に出席し、20年ぶりに行う来日ツアーなどについて語った。

同楽団はクラシックの名門、ボストン交響楽団がポップス普及のために編成を変えたもの。映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズ氏(91)が、1980〜93年に常任指揮者として在籍したことでも知られる。

20年ぶりの来日についてロックハート氏は「非常にワクワクしている」と笑顔を見せ、「映画音楽のコンサートを行うとき、スクリーンに映画作品を流して演奏するスタイルは20年前にはまだ珍しかったのですが、今では主流になりました。よりお客さんに楽しんでもらえるコンサートにすることができているのではないかと思います」と変化を語った。

また今回の公演中「ジョン・ウィリアムズ・トリビュート」と題するプログラムを設定。「ウィリアムズ氏は謙虚な方で、自分のことをあまり語ろうとしません。であれば、コンサートの中で彼が楽曲について語るインタビューを盛り込むことを思いつきました」と説明。映画音楽にかかわるエピソードを盛り込んだインタビューを米国以外で初めて公開するという。

さらにロックハート氏は世界的指揮者、小澤征爾氏(88)との関係についても言及した。小澤氏は約30年にわたってボストン交響楽団の指揮者を務めていたことなどから、ウィリアムズ氏と関係が親密。そのためロックハート氏が1995年にボストン・ポップス指揮者に着任した際の会見では、2人がすぐそばに着席したと振り返り、「それ以降も私のことを支えてくれて、常に気にかけてくれました。お互いボストン・レッドソックスの大ファンで、一緒に試合を観に行ったこともありました」と明かした。東京公演(東京国際フォーラム、6〜8日)と大阪公演(フェスティバルホール、12〜13日)が予定されている。

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