ベネチア国際映画祭 コンペ部門に濱口竜介監督作品選出

 第80回ベネチア国際映画祭の出品作品が25日発表され、最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門に、日本の濱口竜介監督の「悪は存在しない」が選ばれた。

 同作は、キャンプ場建設によって環境が破壊される山村を舞台とした物語。音楽家、石橋英子さんの公演のための映像制作が映画の発端となったという。濱口監督は「奇妙な成り立ちの映画の魅力を受け止めてくれたことをうれしく思っている」とコメントした。濱口監督は2021年の「偶然と想像」がベルリン国際映画祭の審査員グランプリ、同年「ドライブ・マイ・カー」がカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞している。

 このほか塚本晋也監督の「ほかげ」が、革新的な作品を集めた「オリゾンティ」部門に選ばれた。またコンペ外で、坂本龍一さんの息子、空音央監督が坂本さんの最後の独演を記録したドキュメンタリー「RYUICHI SAKAMOTO/OPUS」も上映される。

 ベネチアはカンヌ、ベルリンと並ぶ3大国際映画祭の一つ。8月30日に開幕する。

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