プロサーファー・小川直久さん死去 数々のタイトルを獲得

 プロサーファーの小川直久さんが、5月23日にがんのため死去した。24日に所属事務所・LDHが報告した。

 サイトでは「弊社所属のプロサーファー小川直久が、5月23日にがんにより永眠いたしました」と伝え「数々のタイトルを獲得し、日本のサーフィン界に多大なる影響を与え続けた彼の功績に敬意を表すと共に、皆様におかれましては生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします」と記した。

 「2020年に大腸がんが発覚した際には、本人の強い気持ちで治療を乗り越えて見事に寛解し、再びサーフィン界のためにと想いを募らせ、次回のフランスオリンピックでも最年長選手として出場をと意気込んでおりました」とし「弊社としても、その想いを叶えるべくサポートを続けておりましたので、LDH一同大きな悲しみの中に故人を追悼しております」とした。

 なお、葬儀は故人と家族の意向により親族で執り行う。お別れの会は、改めて開催する予定。

 小川さんは、1972年5月21日生まれ。1995年JPSAグランドチャンピオンの実績を持つ、日本を代表するトップライダー。2001年、ハワイのパイプラインで行われた『パイプラインマスターズ』で日本人初のパーフェクト10(満点)のライディングを記録し、パイプラインマスターの称号を持つ。

 小波から大波まで幅広く乗りこなし7年連続を含む合計8回のサーファーオブザイヤーを受賞。日本の大会では常に上位に食い込む実力派で、多くのファンからも支持され続けるベテランサーファー。30年以上、第一線で活躍を続けている日本サーフィン界のカリスマ。選手としてだけではなく、解説としても活躍した。

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