フジ管理職の佐々木恭子アナ、産休クッキーは「いらない」 職場で「ご迷惑かけます」はNG

 フジテレビの佐々木恭子アナウンサーが5日、同局「ワイドナショー」で、ネットで話題となった産休クッキーについて「休むのはお互い様、クッキーもいらない」との考えを述べた。

 この日は、ネットで話題となった産休クッキーについて議論。産休クッキーとは、産休・育休に入る女性が、職場の同僚たちに「産休に入ります」「ご迷惑をおかけします」などとプリントされたクッキーを配るもので、肯定的な声ばかりではなく「迷惑かけるのに幸せアピールか」「不妊治療してる人もいるのに」など批判的な声もあると紹介した。

 元MBSの豊崎由里絵アナは産休クッキー自体は「否定するものではない」としつつ、産休の人の仕事を埋める人たちを「上司がこの人たちのおかげで今日も仕事が回ったと、もっと周知していけば、こんな批判は出ないんじゃないか」と、経営側のフォローが必要だと訴えた。

 また、現在フジテレビのアナウンス部で21年7月から管理職も務める佐々木アナは「今は管理する側で言うと、休みなんで、淡々と取っていい。だって取っていいんですもん。休む事はお互い様。だからクッキーもいらない」と産休・育休は当然の権利であることから、産休クッキーを配る必要もないとした。

 佐々木アナは、クッキーに「ご迷惑をおかけします」という文言が入っていることについて、フジのアナウンス部では「ご迷惑をおかけしますっていう言葉はない。迷惑ではないと思っている」とコメント。「今も後輩達が体調不良で休むときにも『ご迷惑をおかけします』って絶対言わないようにしていて。『ご心配をおかけします』とか。産休、育休でしばらく不在というときは『ご迷惑』とは現場は言わず『ご負担をおかけします』と」と言うようにしているとも明かし「お互いさま。みんな休んで構わない」と話していた。

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