人気音楽ユニット「ＦＵＮＫＹ ＭＯＮＫＥＹ ＢΛＢＹ’Ｓ」が１２日に中野サンプラザホールで再始動後初のライブツアー「ＹＥＬＬ ＪＡＰＡＮ」のファイナル東京公演を行った。
「ファンキーモンキーベイビーズ」は２００４年に結成し、メンバーのＤＪケミカル（３９）が実家の住職になるため、１３年に解散。昨年ファンキー加藤（４３）とモン吉（４３）の２人で８年ぶりの復活を遂げた。
この日の公演では、ファンモン時代の数々のヒット曲に加えて、６月２９日発売の再始動第２弾シングル「ＲＯＵＴＥ１６」を披露した。
加藤は、現在の世界情勢や前日に急死した上島竜兵さんの訃報に触れ、厳しい時代を生きる観客にエールを送った。「（ツアーが）コロナ禍でのスタートになった。世界を見渡せば想像もしていなかったような争いが起きてきたり、ちょうど昨日くらいも朝悲しいニュースが飛び込んできた。いろんなことがある時代」と切り出した。だからこそ加藤は「みんなの笑顔が一個でも増えるように僕らも歌うたっていこうと思ってます」と真剣なまなざしで語った。
また、この日来場した元メンバー・ＤＪケミカルからの差し入れも届いた。ライブ中に、加藤が水分補給を呼びかけると、モン吉は「いっぱい飲んでんだよね。今日はケミちゃんからの差し入れ『謎の水』」と明かした。謎の水の正体は天然活性化水素水で、加藤は「謎の水飲むなよ、ぶっつけ本番なんだから。そんなに漢字が並ぶ水ある？（笑い）」と突っ込み、笑わせていた。
酸素吸入器を使用しながら３時間に及ぶライブを行った。加藤はアンコールでは、次のライブを約束し「それまで絶対死んじゃダメなんだよ。わかった？がんばろうね。死なない程度にがんばっていきましょう」と呼びかけた。
