「PPAP」で一世を風靡(ふうび)したシンガー・ソングライターのピコ太郎が7日、都内で行われたランウェイミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』日本公演発表会見にスペシャルサポーターとして登場し、夢を語った。
イベントには、自作の変形ドレスを着た篠原ともえ、2015年の春夏オートクチュールのウェディングドレス風スカートを着用した森泉と並んで登壇した。これにはピコ太郎も「いつも通り、上下1800円になります」と苦笑い。「『君はそのまんま』と言われてスカーフを2個渡されました」と説明した。
ジャンポール・ゴルチエの半生を描く今作にちなみ、ピコ太郎が「ピコ太郎も今年60歳になるので」と語り出すと、会場は動揺。ピコ太郎とそっくりなことでおなじみの“プロデューサー”古坂大魔王(49)の“10個上設定”を守っていた。
さらに、夢を問われたピコ太郎は「ノーベル平和賞を獲りたい」とまじめな表情に。「PPAPがはやったときに、内紛地域の方も見てくださって『あまりにもくだらなすぎて戦争を忘れた』っていうコメントをいただいたんです。すごくうれしかった。いろんな国で孤児院などを周ったときにも、こんな人を見て喜んでくれるんですよ」と思い出を振り返りながら説明した。
同ミュージカルは、ファッション・デザイナーのジャンポール・ゴルチエの半生を自ら描く。2022年7月のロンドン公演からスタートし、世界15ヶ国での公演を予定している。アジア初の公演として、5月19日から6月4日まで東京・東急シアターオーブ、6月7日から11日まで大阪・フェスティバルホールの2都市で上演する。日本公演スペシャルゲスト第1弾として、モデルで俳優の水原希子の出演が発表された。