同大会は、若手芸人の支援・育成を目的に、たけしが名誉顧問を務める『江戸まち たいとう芸楽祭』にて“第2のたけし”を発掘するとともに、たけしが修行を積んだ浅草を“お笑いの聖地”として再認識し、世に発信するために開催されている。
きょう行われた本戦には、関東圏内に所在する芸能プロダクションや演芸場など推薦を受けた芸歴約20年以内の若手100組以上がエントリーし、予選を勝ち抜いた8組が出場。初出場となったハンジロウが見事優勝に輝いた。
たけしはハンジロウを「ネタが新鮮で、上手くまとめていた。違うネタも観てみてぇなと思わされた」と絶賛。「みんな上手い。初々しさがなくて腹立たしい。お年玉をもらうのが上手いガキみたい」と皮肉りながらも、ほかのファイナリスト1組1組に声をかけてねぎらった。
たけしはその後、「もっと幅を広げて、所属とかも関係なく、誰でも出られる大会になればいいよな」と言い、出場規定の見直しも示唆。そして「関東の落語なんかは、関西に負けていないと思うけど、最近は東京の奴でも『めっちゃ』とか変な関西弁を使っていたりして、関東弁の良さがなくなっている。だから、浅草とかでワーワー言っているような奴らが、もっとパワーを持ってくれるとありがたい」と思いも吐露。最後に「来年もやりますんで」と次回の開催を約束し、大会を締めくくった。
■『第5回「江戸まち たいとう芸楽祭」たけしが認めた若手芸人 ビートたけし杯「お笑い日本一」』出場者(五十音順)
・オッパショ石(広田ハヤト、蒲谷ユウキ)
・センチネル(大誠、トミサット)
・TCクラクション(古家曇天、坂本NO.1)
・ハンジロウ(たーにー、しゅうごパーク)
・ポンループ(鈴木駿佑、アミ)
・まんじゅう大帝国(竹内一希、田中永真)
・や団(ロングサイズ伊藤、本間キッド、中嶋享)
・ヤーレンズ(楢原真樹、出井隼之介)