東京都八王子市を拠点にするバレエ団「バレエシャンブルウエスト」の公演「ドン・キホーテ」が8日、同市の「J:COMホール八王子」で上演される。総監督を務める今村博明さんは「理想の世界を目指して旅を続けるドン・キホーテ。その思いをダンサーたちの踊りを通して感じてもらえれば」と話す。
スペインの作家、ミゲル・デ・セルバンテス(1547〜1616年)の名作「ドン・キホーテ」が原作。同国のラマンチャ地方に住むアロンソ・キハーノが騎士道物語を読むうちに自分を遍歴の騎士と思い込み、ドン・キホーテと名乗って近くに住むサンチョ・パンサを従えて旅に出るというストーリーだ。
シャンブルウエストは毎年夏に、山梨県北杜市高根町清里のリゾート施設「萌木の村」で「清里フィールドバレエ」と銘打つ野外公演を実施。「ドン・キホーテ」はこれまで野外で上演してきたが、「今回、初の(屋内での)劇場版として新たにレパートリーに加えることになった。さわやかな秋のひとときを、『ドン・キホーテ』で楽しんでいただければ」と今村さん。
午後1時と5時半の2回公演。問い合わせはバレエシャンブルウエスト公演事務局(042・624・4037)。【明珍美紀】


