お笑いコンビ・NON STYLEの石田明(43)が5日、大阪・なんばのYES THEATERで、自身がプロデュースした大阪芸術創出事業「ワラウナンバ」内の最終日イベント「OSAKA VIBES 寄席」に出演した。
漫才やゲームなどを、言葉を使わずに“バイブス”あふれる音楽とダンスで表現する舞台。お笑いコンビ・ダブルヒガシやオーサカクレオパトラら7人のお笑いタレントが言葉を発さずに連続リンボーダンスや大縄跳びに挑戦するゲームコーナーでは、「イエーイ」「ウォーイ」などの声とジェスチャーのみで意思を伝え合った。
漫才師の武器である言葉を封じられた出演者の姿に、石田は「言葉を奪われるってめっちゃしんどい。余計に動いてしまう」と吐露。「何か制限を付けるのは面白いと思った。若手が奮闘してくれた。こういう前向きな精神が、ショービジネスを発展させていくと思う」とプロデューサー視点で語った。
若手芸人との商店会練り歩きや、ストリーパフォーマンスなどで街を盛り上げた3日間の「ワラウナンバ」が閉幕。石田は「なんばが活気づいた気がしてうれしかった。子どもも家族連れもいたし、若手の普段仕事がない子らにも知ってもらう機会ができた。すべてがウィンウィンだった」と総括した。