ネトフリ「サンクチュアリー聖域ー」は地上波で扱えない相撲ネタ満載

【ニュースシネマパラダイス】 どうも! 有村昆です。大相撲の元大関栃ノ心が引退届を提出し、17年間の力士人生に別れを告げました。栃ノ心は2006年春場所で初土俵を踏み、18年初場所で初優勝。同年夏場所後にジョージア出身初の大関昇進を果たしました。角界のニコラス・ケイジとも呼ばれ、多くのファンに愛されましたよね。本当にお疲れさまでした。

 開催中の夏場所では力士たちによる熱戦が繰り広げられていますが、映画界でも胸アツな相撲映画が話題になっているんですよ! それが今回、紹介するネットフリックス「サンクチュアリ―聖域―」(23年)です。今月4日から配信されると、グローバルトップ10(5月1〜7日)のテレビ・非英語部門で10位となり、世界的ヒットを飛ばしています。

 一ノ瀬ワタルさん演じる不良高校生の小瀬清(しこ名は猿桜)は親の借金で家庭が崩壊し、お金を稼ぐためだけに相撲部屋に入門します。相撲に全く興味がないので伝統と格式を重んじる角界で騒動を起こしながらも、のし上がっていく姿を描いています。

 感想から言うとめちゃくちゃ面白かったです。全部で8話あるんですが、一気見しちゃいました。ハチャメチャ力士の猿桜のスポ根ストーリーに加えて、角界のアンタッチャブルに切り込むという2軸で描いているのが素晴らしかったです。

 大相撲は国技でありながら我々の知り得ない世界でもあります。忽那汐里さん演じる、相撲に興味がない女性記者が「四股を踏むことに意味があるのか」「なぜ女性が土俵に上がったらダメなのか」といった質問をバンバンしちゃうんですよ。だから相撲に詳しくなくても入りやすい。さらに映画の中ではタニマチ、かわいがり、八百長にも触れています。地上波では扱えないアンタッチャブルな部分に切り込みまくってる。

 そのストーリーに説得力を持たせているのが、力士役の俳優たち。相撲映画を製作するにあたって大変なのは力士役の俳優を集めること。俳優たちは1年近く準備をして力士の肉体を作り上げてます。なので実にリアル。迫力ある取組シーンと、知られざる角界の裏側に焦点を当てたことが世界的ヒットにつながったと思います。

 力士の心情、親方同士の確執なども実にうまく描かれています。それを演じる親方役のピエール瀧さん、怪物力士・静内を演じた住洋樹さんなど全員のキャラが立っていて本当に無駄がない。早くもシーズン2に期待しています!

☆ありむら・こん 1976年7月2日生まれ。マレーシア出身。玉川大学文学部芸術学科卒業。ローカル局のラジオDJからキャリアをスタートさせ、その後映画コメンテーターとしてテレビ番組やイベントに引っ張りだこに。最新作からB級映画まで年間500本の作品を鑑賞。ユーチューブチャンネル「有村昆のシネマラボ」で紹介している。

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