【東スポ音楽館】 演歌歌手・徳永ゆうきがデビュー10周年を記念してリリースしたアルバムは「徳永がくる」。演歌からフォークソングのカバーまで網羅した作品となっている。
――どんなアルバム
徳永「『渋谷節だよ青春は!』や『車輪の夢』などのシングル曲や、昔のフォークソングを4曲カバーさせていただきました。新曲も入っていていろいろな“徳永”を楽しめると思います」
――リード曲が新曲の「なんとかなるさ」
徳永「気持ちが沈みがちな世の中ですが、そういう時こそ歌の力が必要なんじゃないかなと思っていて、歌を聴いているときぐらいは気持ちも明るくあってほしい、そんな気持ちも込めて“なんとかなるさ”と歌っています」
――「いちご白書をもう一度」や「青春の影」といったフォークの名曲をカバーしている
徳永「スタッフの方と曲をどうするかと考えたのですが、とりあえず歌ってみようと、カラオケボックスに行って好きなジャンルや合っているかなと思う曲を片っ端から歌っていったんです。そしたら、フォークソングがいいんじゃないかとなりました」
――お気に入りのカバー曲は
徳永「中島みゆきさんの『ホームにて』です。実はスタッフから薦められたのですが、初めて聴いた曲なんです。すごくいい曲だし、鉄道が好きなので、どこの駅のホームなんだろと考えを巡らせてしまうくらい好きになりました」
――ジャケット写真が甲冑
徳永「昨年、NHKの朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に出させていただきましたが、少し前に、スタッフが“朝ドラの次は大河だろ”って言い出しまして。その時は出演できたらいいですねって軽く流していたのですが、いざジャケット写真をどうするかとなったとき、どれにする?って見せられたのが甲冑の写真。ホンマにやるんですか!って驚きましたが、デビューの時は水兵さんの格好でしたし、僕らしくていいかなと思いました」
――10周年を迎えました。これからの目標は
徳永「デビューから演歌と若者の懸け橋になりたいと思ってきましたが、最近はテレビ番組でポップスを歌う機会が多くなり、お年寄りの方から、私たちとポップスの懸け橋にもなってと言われたんです。いろんなところでの懸け橋になっていきたいなと思いました。それと歌以外で、一日駅長やってみたいです。これだけ鉄道好きって言っているのに、一回も一日駅長をやったことがないんです。ぜひやってみたいですね」