テレビ朝日の安藤萌々アナウンサー(26)が25日、同局系「報道ステーション」(月〜金曜後10・00)にパリ五輪の開幕が迫るパリから中継で生出演した。
同国の五輪キャスターとして、元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造氏とともに登場。この日、リポートしたのは、五輪と世界平和への訴えだった。
ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃など、世界のあらゆる場所で紛争が起きる中、パリ選手村の一角にあるモニュメントには、平和を願うメッセージが書き込まれている。また市内では、イスラエルの五輪参加に反対するデモ行進が、これまでに何度も行われている。
こうした中で行われる五輪について、安藤アナは街の人に話を聞いた。五輪休戦が実現しないことを嘆く声や、イスラエルの五輪参加は認めてロシアを認めないことへの矛盾を突く声もあった。
安藤アナは「パリ市民の皆さんにお話をうかがったんですが、少し難しい質問であっても、皆さん、答えの熱量がすごかったですね。18歳の大学生からは“オリンピックから平和を考えるのもいいんじゃない?”って言われて、はっとしました」と話し、思いの熱さに刺激を受けたことを明かした。
また「オリンピックに賛成であっても、反対、興味がなくても、皆さんにそれぞれ、オリンピックに対する意見というものがあって、パリオリンピックを自分ごととしてとらえて、しっかり自分の中にあるんだなというのを強く感じました」とも語った。