テレ朝、WBC反響に感謝 視聴率は大会史上最高&同局歴代2位「テレビ離れが指摘されている中で自信に」

 テレビ朝日の定例社長会見が28日、東京・六本木の同局本社で行われ、22日に生中継した第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝「日本―米国戦」の反響について、感謝を伝えた。

 同局が生中継した決勝の平均世帯視聴率は、42・4%(午前8時25分〜午後0時8分、ビデオリサーチ調べ、関東地区)。本紙調べでは、平日午前のテレビ放送で視聴率が40%超を記録するのは2014年のサッカーW杯ブラジル大会の日本―コートジボワール戦以来9年ぶり。在宅率が低い時間帯に異例の高い数字になった。今大会の日本戦全7試合は、いずれも40%超えを記録。ビデオリサーチ社は、4歳以上でいずれかの試合を1分以上視聴した人数を9446・2万人と推計しており、日本の総人口の約75%が何らかの形でWBCを生視聴していたことになる。

 決勝戦の中継では7回表の米国の攻撃終了後を最後に、優勝セレモニーなどの終了後まで1時間半以上CMが入らなかった。結果として8回裏の日本攻撃後、大谷が泥だらけのユニホーム姿でブルペンからマウンドに向かう様子も一部始終が伝えられた。視聴率推移を分析した本紙集計のグラフでは、試合の終盤ほとんど数字が下がることがなかったが、これには“ぶっ通し中継”も寄与したようだ。

 さらにクライマックスで数字を押し上げたのが9回表、最終打者となったマイク・トラウトに投じた「大谷の6球」だ。対決がスタートした時点で45・2%だった数字は、決着までの約2分間に0・8ポイント上昇。トラウトを空振り三振に仕留めて日本が優勝を決めた瞬間の午前11時43分には、瞬間最高の46・0%を記録した。

 また、22日に行われた準々決勝のイタリア戦の個人全体視聴率は31.2%、世帯視聴率は48.0%を記録し、WBC史上最高視聴率でテレビ朝日歴代2位の記録。これらの結果を受け、会見で早河洋会長は「正直大変感動しました」とコメント。「テレビ離れなどマイナス要素が指摘されている中でのこの数字は喜ばしく自信にもなりました」と、充実感をにじませた。

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