1990年代半ばから2000年代はじめにかけ、欧米で絶大な人気を博した米ボーイズグループ、イン・シンクが12日、「2023MTVビデオ・ミュージック・アワード」(VMA)のステージで〝一夜限りの再結成〟を果たした。
米女性ラッパー、ニッキー・ミナージュの紹介で、最優秀ポップビデオ賞のプレゼンターとしてジャスティン・ティンバーレイク(42)ら5人がステージに勢ぞろいすると、会場は大盛り上がり。
ジャスティンがグループを代表してノミネートされたアーティストの名前を次々に読み上げ、間を置いて、「ウィナーは、誰にも止められないテイラー・スウィフト!」と発表。壇上に上がり、大興奮のテイラーはメンバーそれぞれとハグ。ランス・バス(44)はテイラーに友情を示すブレスレットをプレゼントした。
受賞スピーチでテイラーは「あなたたちのフィギュアを持ってたのよ!」と子供のころ、イン・シンクの大ファンだったことを告白。「今から何が起きるの? 何かやるんでしょ!?」と後ろにいるメンバーらを振り返り、まるで1人のイン・シンクファンに逆戻りしたような振る舞いを見せた。
テイラーの受賞曲は「アンチ・ヒーロー」。実はイン・シンクも2000年、代表曲の一つ「Bye Bye Bye」で同じ最優秀ポップビデオ賞を受賞している。また、同年に発売されたアルバム「No Strings Attached」は当時、初動売り上げが241万5859枚に達し、全米記録を更新した。
イン・シンクは同時代に活躍したバックストリート・ボーイズとは〝永遠のライバル〟とされたが、ファンに惜しまれながら02年に解散した。