◆BCリーグ 栃木―埼玉武蔵(14日・栃木県総合運動公園)
栃木ゴールデンブレーブスに入団したティモンディ・高岸宏行投手が、14日の埼玉武蔵ヒートベアーズ戦で初登板初先発を果たした。
入団テストを経て7月19日に入団発表。芸能活動をこなしながら、4日にチームに初帯同。2試合目の帯同試合で念願の先発を果たした。
初回、高岸は先頭の金子をボテボテの当たりが一塁内野安打となり出塁を許すと、2番・樋口を二ゴロに打ち取るが、二塁手・宜保が二塁悪送球で無死一、二塁といきなりのピンチ。3番の元楽天・片山を140キロの直球で二ゴロ併殺に仕留めた。
2死三塁となって、4番の元楽天・フェルナンドへの初球は外角に大きく外れる暴投。生還を許し失点した。高く抜ける球が増えフェルナンド、町田に連続四球を与えたが、6番・中村を中飛に抑え、最少失点で切り抜けた。
2回は先頭の青木に初球の136キロ直球を左中間スタンドに運ばれる。着弾点を見届けた高岸は驚きながら、拍手で相手選手をたたえた。その後、2死一、二塁のピンチで片山に右前適時打を許し、この回2失点。
2回を投げ3失点。被安打3、1本塁打を許し、5四球。この回で降板し、3回からマウンドを譲った。
試合前にはファンを前にして入団セレモニー。「野球は遊ぶもの。全力で命をかけて楽しむ。僕はエール球を投げるので全力で楽しんでください。勝っても負けても楽しいハッピーベースボール!!」と宣言していた。