【東スポ音楽館】 双子姉妹の山田華、山田麗からなるソプラノデュオ「山田姉妹」がレコード会社を移籍し、第1弾となるアルバム「ふたりで紡ぐ、やすらぎのハーモニー〜若葉のころ〜」をリリース。懐かしさを感じさせる数々の名曲を歌い上げている。
――どんな作品ですか
華「タイトルに『やすらぎのハーモニー』とあるように、とにかく安らいだ気持ちになれるような曲を選んで14曲を収録しています。それと故郷をテーマにした曲が多いです。『家路<遠き山に日は落ちて>』や『埴生の宿』、『エーデルワイス』もそうなんですが、それぞれの故郷が思い浮かぶような、懐かしさを感じていただける楽曲が詰まったCDになっています」
――オリジナル楽曲は
麗「シンガー・ソングライターの小坂明子さんに作っていただいた『Starry Heart〜輝く心〜』という楽曲を収録しています。私たちにとって初めてのオリジナル曲です」
――音楽大学で声楽を学び、2017年にデビューしていますが、もともと2人でデビューを考えていた
華「小さいころから2人でハモりながら二重奏をするのが2人の遊びだったし、2人で歌手になれたらいいねって話していました。それに周りからも2人で歌手になれたらいいのにねって言われていたので、当たり前のように歌ってきました」
麗「歌手になりたいという夢と同時に2人で歌手になりたいという思いがありました。1人だったら歌手になろうと思ったかどうかわかりません」
――ユーチューブの方もかなりの登録者数
華「コロナ禍になり歌う場所がなくなってしまい、どうしようかと考えたときに、何かで歌を発信しようと始めたのがきっかけです。ジャンルを問わず歌いたいものを歌ってました。コンサートも再開できるようになったので、今はちょっと更新をお休みしてますけど、ユーチューブを見てコンサートに来ましたと言ってくださる方もいるので、やって良かったなと思っています」
――デビューして6年目に突入する
麗「デビュー50周年記念コンサートをするというのがひそかな目標なんです。ちゃんと50年目でもパフォーマンスができているっていうのが夢なんです」
華「由紀さおりさん、安田祥子さんのお2人にあこがれているんです。童謡唱歌だったり、日本の美しい歌を歌い残しているという姿を見ていて、私たちも同じようになれたらなって。そういう意味も込めて50周年なんです」