スティーヴン・スピルバーグ監督作『The Fabelmans(原題)』トロントで観客賞受賞

スティーヴン・スピルバーグ監督作『The Fabelmans(原題)』トロントで観客賞受賞

第47回トロント国際映画祭にてスティーヴン・スピルバーグ監督作『The Fabelmans(原題)』観客賞受賞(左から)ポール・ダノ、スティーヴン・スピルバーグ、ミシェル・ウィリアムズ (C)2022 Getty Images

(ORICON NEWS)

 スティーヴン・スピルバーグ監督作『The Fabelmans(原題)』が来年(2023年)、日本で公開されることが決定した。同映画は、「第47回トロント国際映画祭」(9月9日〜18日)にて最高賞である観客賞を受賞。これにより、来年のアカデミー賞の最有力候補に躍り出た。

 同映画祭にて観客賞を受賞した作品はアカデミー賞を獲得することが多く、過去10年の受賞作品はもれなくアカデミー賞作品賞にノミネートされており、『ノマドランド』(20年)、『グリーンブック』(18年)、『それでも夜は明ける』(13年)の3作品が作品賞を受賞している。

 同映画は、スティーヴン・スピルバーグ監督が、20世紀のアメリカの子ども時代を深くパーソナルな視点で描く作品。ある青年が家族の衝撃的な秘密を知ることになる青春物語であり、私たち自身や互いの真実を見つめることのできる映画の力を追い求めていく作品。

 出演者には、アカデミー賞に4度ノミネートされているミシェル・ウィリアムズ、『THE BATMAN−ザ・バットマン−』のポール・ダノ、『スティーブ・ジョブズ』のセス・ローゲン、『ザ・プレデター』のガブリエル・ラベルなどが集結。

 スピルバーグ自身の子ども時代にインスパイアされた本作は、ピューリッツァー賞受賞の劇作家トニー・クシュナー(『エンジェルス・イン・アメリカ』、ミュージカル「Caroline, or Change」)との共同脚本となる。クシュナーは、スピルバーグ監督作『リンカーン』と『ミュンヘン』でオスカーにノミネートされている。

 オスカーに3度ノミネートされたクリスティ・マコスコ・クリーガー(『ウエスト・サイド・ストーリー』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『ブリッジ・オブ・スパイ』)、そしてスピルバーグとクシュナーが製作する。

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