スキマスイッチ「言葉にならない。鳥肌立つ」 20周年ツアー開幕、「感謝」の“奏”

スキマスイッチ「言葉にならない。鳥肌立つ」 20周年ツアー開幕、「感謝」の“奏”

全国ホールツアーの初日公演を行ったスキマスイッチの大橋卓弥(左)、常田真太郎

(スポーツ報知)

 7月9日にデビュー20周年を迎える人気ユニット・スキマスイッチが6日、北海道・札幌市のカナモトホールで全国ホールツアー(12月22日まで全9公演)の初日公演を行った。

 コロナ禍のイベント制限が緩和になり、声出しが解禁。幕が上がり、総立ちの1500人の歓声を浴びた。

 1分近くやまない拍手に、大橋卓弥は「どうもありがとう。すごいな〜」と感慨深げ。「みんなで声出して、歌ったりできるのも普通のこと。それが奪われて、一時はどうなるかと思いましたけど。みんなの歓声を聞くとさ、一番の僕らのご褒美みたいな感じ」と喜びを爆発させた。

 開演前、目前に迫る20年の心境をコメントで寄せた。大橋は「ここまで活動し続けられるとは夢にも思っていなくて、いろんな人に感謝です」。常田真太郎も「感謝の気持ちが10周年の時のような、お祭りのような雰囲気に乗せてやって来るよりも、重さを伴ってズシンとやって来る感じです。長い時間をかけてここまで来られた、来させてもらったと数字を見る度に思っています」とかみ締めた。

 大橋が楽曲アレンジを常田に依頼したことをきっかけに、1999年に結成。二人三脚で歩みながら、2008年には個々のスキルアップのため、ユニットを活動と並行してソロ活動にも取り組んだ。

 この日は、活動の軌跡をたどるような“ザ・ベスト”なセットリスト。冒頭から4曲連続で歌い、エンジン全開。ブレイクのきっかけとなった大切なナンバー「奏(かなで)」を始め、「ボクノート」「全力少年」など約3時間、伸びやかで力強い歌声。軽妙なトークを織り交ぜ、アンコールでは新曲「アニバースデー」を初披露すた。

 会場全体で合唱する場面を振り返り、大橋は「みんなの声が(聞けて)さ…感動するよね。言葉にならない。鳥肌が立つ感じがする。みんなで歌える日が戻ってきたね。よく我慢したね。人間、すごいな。絶対に乗り越えられる」と光景を目に焼き付けた。

 「20年の感謝はひと言では言い表せない。活動することで恩返ししていきたいと思います」。結成から一貫してライブ活動に軸足を置く2人。これからも「ファンファースト」「ライブファースト」で第一線を走り続ける。(加茂 伸太郎)

 〇…2人は、7月5日に3枚組み全45曲収録のベストアルバム「POPMAN’S WORLD ―Second―」をリリースする。ディスク1はファン投票1位だった人気曲「藍」をリアレンジし、「藍〜僕たちの色彩〜」として新たに収録。ディスク2、3は大橋、常田が選ぶベスト盤(タクヤ盤、シンタ盤)になる。

 ◆スキマスイッチ 大橋卓弥(ボーカル&ギター)、常田真太郎(ピアノ&コーラス)からなるユニット。1999年結成。2001年新宿、渋谷を拠点に本格的な活動開始。03年シングル「view」でメジャーデビュー。05年NHK紅白歌合戦初出場(07年まで3年連続)。13年初の日本武道館公演。「ハナツ」は15〜20年度の全国高校ラグビー大会テーマ曲となった。

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