「やや日刊カルト新聞」主筆として旧統一教会問題などを追及するジャーナリストの鈴木エイトさんが2日夜にX(旧ツイッター)を更新。この日行われたジャニーズ事務所の記者会見に参加したものの「前回(9月7日)とは異なり質疑応答は途中で終わり、最後まで当ててもらえなかった」と報告し、用意していた質問を投稿した。
鈴木さんが確認したかったのは「(被害者補償における)逸失利益に関すること」。「▽『絶対的支配』者だったジャニー喜多川の性加害とメリー氏による圧力はセット▽活躍の場を奪われ人生を狂わされた被害者への補償に関し疑問符▽『被害者救済委員会による審査・査定』における逸失利益の取り扱い▽慰謝料ではなく損害賠償として算出されるべき事案▽『法を超えた救済』を謳いながら『和解』に際し、被害者が不利になる条件が揃っているように感じる。被害者に法的な観点からアドバイスを受けることのできる体制作りも必要ではないか」と問題点を指摘。
さらに「あと気に懸かるのが今後の和解の中身。『今後更なる賠償を求めない』というのは理解の範疇だが、『和解の中身を明かさない』『この件に関する発信、発言は一切行わない』といった内容が盛り込まれるとしたら違和感がある。もし仮にジャニーズ側が創業者によるこれほど大規模かつ継続的な性加害事件を被害者救済の名の下に穏便に収めようとしているとしたらそれもまた問題」と私見を述べた。