ジャニーズ事務所の性加害問題巡り、同事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者やフリージャーナリストを指名しないようにするためのNGリストがあったと4日にNHKが報じた。
この報道を受け、ジャニーズ事務所は同日にコメントを発表。同社としては「誰か特定の人を当てないでほしいなどという失礼なお願いはしておりません」とする一方、会見を取り仕切った外資系のPR会社と9月30日に打ち合わせをした際、PR会社が示した出席媒体リストの中に「NG」が存在したため、井ノ原が「絶対当てないとダメですよ」と諭したにもかかわらず、聞き入られなかったと主張した。
ジャニーズはまず「PR会社が作成したと言われる顔写真が入った書類を、私たちは誰も見ておりません」とした上で、打ち合わせでNG媒体のリストが示されたため、井ノ原が「これどういう意味ですか? 絶対当てないとダメですよ」と言ったという。するとPR会社側は「では前半ではなく後半で当てるようにします」と答えたそうで「そのやりとりをその場にいた(ジャニーズの)役員全員が聞いております」と強調した。
2日に行われた会見では、挙手を続けながら司会者に指名されなかった一部の記者らが大声を出すなどして一時騒然とした。

