ジェームズ・マカボイ「コミコンに参加するなら、まずは日本からだと思った」<東京コミコン>

「東京コミックコンベンション2022」(以下「東京コミコン2022」)が11月26日に千葉・幕張メッセで開催。「X-MEN」シリーズの若き日のプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア役でおなじみのジェームズ・マカボイが、メインステージの「セレブ・ステージ」に登場し、トークを展開した。

■「X-MEN:フューチャー&パスト」のチャールズがお気に入り

海外でのコミコンへの参加はほとんど経験がないというマカボイ。今回の「東京コミコン2022」に参加した理由を聞かれ、「日本は素晴らしい所で、来るたびに新しい経験ができます。ファンの方も礼儀正しくて優しい。“コミコン”のことをよく知らなかったので、コミコンに参加するなら、まず日本からだと思った」と明かした。

「X-MEN」シリーズでは、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(2011年)から「X-MEN:ダーク・フェニックス」(2019年)までの作品で、若き人のチャールズ・エグゼビアを演じているが、演じた中でどのチャールズが一番印象的だったのか?という質問には、「X-MEN:フューチャー&パスト」だと答えた。「PTSDや薬物に溺れてしまったり、ヒーローであるというだけでなく、人間味のあるチャールズを演じることができました。所々ユーモアのあるところを見せることが出来たんですが、特にお気に入りのシーンは、ウルヴァリンに『どこかに行け!』と言い放ったシーンで、とても気持ちよかった(笑)」と理由を語った。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品の中で、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にパトリック・スチュワートが演じる“プロフェッサーX”が登場しており、「デッドプール」がMCUに本格参加するということもあり、マカボイ版のチャールズの登場を願う声も大きくなっている。

■MCUへの本格参戦はギャラ次第?

MCUへの本格参戦の可能性を聞かれると、「ギャラ次第かな」というジョークを挟みつつも、「マーベルは10年にわたって素晴らしい作品を生み出しています。最高の友人と最高の関係を築くこともできました。役者の自分としては“過去”に戻るよりも“未来”に進むタイプなので、また別の役に挑戦したいと思っています」と自分の考えを語った。「しかし、素晴らしい脚本が出来上がって、彼らが復帰を望んでくれるのであれば、いつでも考えます。マーベルを信じてるよ」と、オファーがあれば前向きに考えると答えて会場のファンを喜ばせた。

また、多重人格者の狂気が描かれた映画「スプリット」にも出演していたが、その作品にちなんで、“今日はどの人格ですか?”という質問を受けると、「ジェイドかな。ジェイドはTikTokにハマってる女子高生で、今日はそんな気分です(笑)」と答えて、会場の空気を和ませた。

今後挑戦してみたいことについては、「コメディーをやってみたい。コメディーでなくても、脚本を読んで燃えてくるものがあれば、他のジャンルでも挑戦してみたいと思っています」と意欲を示した。

イベントの最後に、MC・米本学仁が「マカボイさんに愛情のテレパシーを送ってくれませんか?」と観客にお願いし、観客が左のこめかみに指を当てるプロフェッサーXのテレパシー能力を発動するポーズを取ると、その光景を見て笑顔が溢れ、「エッチな内容のテレパシーを送らないでくれ!」と返し、大きな笑い声が。「こんなに大きな会場で、こんなにたくさんの愛情を受けたのは初めてです」と感謝を伝えて、手を振ってステージから退いた。

■「東京コミコン」とは

「コミコン」とは「コミックコンベンション」の略。1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてアメリカで開催されたイベントが原点で、漫画を中心としたポップカルチャーの祭典。

日本では2016年に「東京コミコン 2016」として初開催。第1回から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リーや、クリス・ヘムズワース、オーランド・ブルームなど、豪華セレブゲストが登場している。

2022年は11月25日(金)〜11月27日(日)の3日間、千葉・幕張メッセにて開催。本イベントに出展しているマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズは「Disney+(ディズニープラス)」で配信中。

◆取材・文・撮影=田中隆信

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