ロンドンでのプレミアイベントには、ハリウッドを代表する映画監督ジェームズ・キャメロン、長年彼の右腕を務めるプロデューサーのジョン・ランドーら製作陣をはじめ、前作の『アバター』より引き続き出演するジェイク・サリー役のサム・ワーシントン、ジェイクを支える妻・ネイティリ役のゾーイ・サルダナ、物語の鍵を握る少女・キリ役のシガーニー・ウィーバー、“海の部族”を率いる女性・ロナル役のケイト・ウィンスレット、再びジェイクらの前に立ちはだかるクオリッチ役のスティーヴン・ラングなどのキャスト陣が集結。
2009年公開の前作『アバター』で、神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていた。しかし、再び迫る人類の侵略に神聖なる“パンドラの森”を追われてしまい、“海の部族”に助けを求めることに。
約13年ぶりとなる『アバター』の続編の公開を待ち望むマスコミとファンの熱気で会場が包まれる中、本作の舞台である“パンドラの海”をイメージしたブルーカーペットにジェームズ・キャメロン監督が登場。「本作では、作り込まれたディテール、素晴らしい生物、共感できる先住民たちの文化、そして海の魅力にあふれる別世界に誘うことを約束します。前作よりもいい意味で胸が締め付けられる物語になっています。これが何のことなのか、ぜひ観てもらわないとですね」と、前作超えの“感動”と“映像体験”をもたらす本作への自信をみせた。
また、約10年ぶりの来日を控えるキャメロンは「コンバンワ! 12月10日に日本に行きます! 日本のファンの皆さんに会えるのを楽しみにしています。皆さんに『アバター』最新作を観てもらえるのが待ちきれません!」と、日本のファンに向けた熱烈なメッセージも寄せている。
世界で最初にプレミア上映されたロンドンに集まった世界中のメディアは、我先にと映画に対するリアクションを投稿。
ツイッターには、「前作よりもより感動的で、息をのむほど美しく、観客を夢中にさせる!これこそ映画製作の最高峰だ」(Fandango のErik Davis氏)、「何度も言ってきたように、やはりキャメロンは間違いない。彼はまたしても、世界の映画製作者に“超大作映画”とは何であるかを見せつけた!」( MTV News のJosh Horowitz氏)、「映画でどのシーンが一番素晴らしかったって? 正直いって、全部だよ!」(UPROXX のMike Ryan氏)、「予想の斜め上をいく映像に度肝を抜かれた。何よりその映像が、キャラクターや世界観、物語と融合しているのがすごい」(Collider.com のPerri Nemiroff氏)など、映像技術の方に注目されがちなジェームズ・キャメロン作品だが、早くも各所から作品賞含む来年度アカデミー賞の大本命との好意的な声があがっている。