ザ・ビートルズとインドで過ごした8日間、記憶を呼び覚ますドキュメンタリー

ザ・ビートルズとインドで過ごした8日間、記憶を呼び覚ますドキュメンタリー

ドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』9月23日より全国順次公開 (C) B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved 

(ORICON NEWS)

 レコードデビューして今年で60周年を迎える世界的ロックバンド、ザ・ビートルズ。そんな記念すべき年に、カナダの映像作家ポール・サルツマンによるドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』が9月23日より全国で劇場公開される。同映画は、ビートルズのメンバーがインドに滞在していた8日間に思いをはせ、知られざる彼らの素顔を独自の視点でひも解いていく。

 1968年2月、ザ・ビートルズはガンジス川のほとりにいた。超越瞑想運動の創始者であったマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーに招待され、北インドのリシケシュ、ガンジス川のほとりにあるアシュラム(僧院)に滞在した。

 そこに偶然居合わせたのが、監督のポール・サルツマンだった。当時23歳のサルツマンは、このままで良いのか…と、人生に悩んでいたところ、内なる声が聴こえた。「インドへ行け」と。録音技師の仕事を見つけたインドに向かうが、まさかの失恋に心が折れそうになった時、デリー大学でマハリシ・ヨーギーが“超越瞑想”の講義を行っていた。マハリシの言葉に導かれるようにリケシュへと向かった青年は、アシュラムを訪れていたザ・ビートルズと奇跡のような時間を過ごすことになる。

 サルツマンは、ビートルズと過ごした夢のような8日間をカメラに収めていた。いくつかの写真は、英リバプールにあるビートルズ博物館「ザ・ビートルズ・ストーリー」にも飾られているが、サルツマン自身は写真の存在をすっかり忘れてしまってた。

 約半世紀が経ち、娘からのひと言で忘れていた写真を発見したサルツマンは、ザ・ビートルズとインドの関係をひも解く旅に出る。監督に同行するのはビートルズ研究の第一人者である歴史家マーク・ルイソン。モントリオールからリバプールへと向かい、自分の写真を見つめ直した後、ジョージ・ハリスンがレコーディングに臨んだムンバイのスタジオ、そしてガンジス川のほとりにあるアシュラムへと旅を続けていく。

 ビートルズの代表作にして最高傑作と謳われるアルバム『ザ・ビートルズ』(通称『ホワイト・アルバム』)の楽曲の多くは、インド滞在中に生まれたと言われる。サルツマンは、楽曲制作の瞬間とプロセスを目撃した当時の記憶を手繰り寄せ、メンバーとの貴重なエピソードなどを語っていく。

 モーガン・フリーマンのナレーションにのせて、製作総指揮を務めるデヴィッド・リンチや、インドに同行したジョージ・ハリスンの元妻パティ・ボイドも登場登場する。

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