サンド伊達 メル友だった渡辺徹さん「40ターンくらい。必ずボケるから突っ込む」お別れの会でトーク

サンド伊達 メル友だった渡辺徹さん「40ターンくらい。必ずボケるから突っ込む」お別れの会でトーク

<渡辺徹さんお別れの会>会場入りするサンドウィッチマン・伊達みきお(撮影・村上 大輔) 

(スポニチアネックス)

 昨年11月に急逝した俳優・渡辺徹さん(享年61)のお別れの会が28日、東京・グランドブリンスホテル新高輪で行われ、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(48)と富澤たけし(48)がステージ上でお別れトークを披露した。

 渡辺さんがプロデュースしていたお笑いライブ「徹座」の常連でもあった2人。親交は深く、渡辺さんの訃報を受けて弔問へも駆け付けていた。

 伊達は「メールのやりとりが終わらない。40ターンくらいある。必ずボケるからそれに突っ込む」とメール友達でもあった渡辺さんとの思い出を振り返り「お食事も連れていっていただいて。すごい高いお店だったらしいです。本人がそう言ってたんで。高いお肉たくさんいただきました。感謝しています」と笑いを交えながら語った。この日、行われたお別れの会の懇談会では出席者で渡辺さんのヒット曲「約束」を歌い「大騒ぎして終わりました」と明かした。

 富澤は「徹座のときは、4時間半ちゃんとやる。長いなと思いながら」とボケつつ「楽しそうにしてくれるのがうれしかった」と述べた。

 設けられた祭壇には、2020年9月に夫婦で取材を受けた際の1枚で、満面の笑みの渡辺さんの遺影が。オンシジュームやひまわり、カーネーションなど、オレンジや黄色の花計11850本が彩った。太陽のように明るい渡辺さんをイメージ。渡辺さんと榊原郁恵の好きな色をテーマカラーに、デビュー当時の舞台デザインも用いながら、渡辺さんの笑顔を思い起こしてほしいとの願いが込められている。

 お別れ懇談会では、お笑いコンビ・なすなかにしが司会を担当。渡辺さんの懐かしの映像、参列できなかった著名人からのお別れのメッセージVTRも。最後は参列者で渡辺さんのヒット曲「約束」を歌った。また、9月2日に浅草公会堂で「徹座7」が開催されることも発表された。

 返礼品は、書籍やポストカード、渡辺さんの好物オリジナルデザインのマヨネーズだった。

 渡辺さんは高校卒業後の1980年、文学座の門を叩き翌81年研究生に。同年、オーディションで「太陽にほえろ!」の竹本淳二(ラガー)刑事役を射止め俳優デビューし、劇中で殉職するまで約4年間出演。82年には歌手デビューも果たし、2枚目のシングル「約束」が大ヒットするなどアイドル的な人気となった。柔和な明るいキャラクターで、バラエティー番組や情報番組の司会者としても親しまれた。84年のドラマ共演を機に榊原郁恵と交際に発展。87年に結婚した。結婚後も夫婦共演が多く、芸能界きってのおしどり夫婦と言われた。

 昨年11月20日に発熱や腹痛などの症状を訴え、都内の病院で細菌性胃腸炎と診断されそのまま入院し、その後、敗血症と診断された。治療を続けていたが回復にはいたらず。最期は榊原ら家族にみとられて息を引き取った。葬儀・告別式は家族葬で執り行われた。

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