コロッケは1980年にデビューして43年。持ちネタは1000個を超える。「大体、五木(ひろし)さんだったら五木さん、森(進一)さんだったら森さんでいくつかのバージョンがありまして。五木さんの場合は普通の五木さんと、ご機嫌な五木さんとか」と説明した。
司会の黒柳徹子が「しょっちゅう人と会うごとに、観察しちゃうでしょ。どうしても」と尋ねると、コロッケは「そうですね。何かこう、普段この人はこんなんじゃないかなとか、もしかしてこういう人かもしれないっていうことで頭の中でいろいろ考えてると、前は吉幾三さんが一時犬に見える時もありまして。歌ってる途中で、うなってないんですけど、うなってるような顔に見えるっていうんですかね、雪國とか」「あと八代亜紀さんが、ハトを飼ってらっしゃるのかなって思う時がありまして。勝手にですね」などとものまねを実演してみせた。
また黒柳が「ものまねをする相手には一切お断りをしてないんですって」と話を振ると、コロッケは「そうですね」と返答。「お断りすると、もし断られた時には一生できないので。ですからもう言わないで勝手にやって、で、お会いした時にはなるべく会う前に逃げるように」と話して笑わせた。
「ですから後輩にも言うんですけど、逃げなきゃいけないぐらいのものまねをやってた方が。今最近そういう若手が少なくなってきたんで。でもみなさん凄く優しいので、ただマネージャーさんは凄く嫌な顔をする方が」とコロッケ。歌手・田原俊彦のものまねを誇張してやっていた30年ほど前には田原のマネジャーに偶然会う機会があったとし、「上から下までにらまれました。こう。そりゃそうですよね。大ヒットしてる曲をぐちゃぐちゃにして、しゃべり方もね、田原さんもこんな変じゃないですから」と振り返った。