祐月さんが着用したドレスは凝光の礼服で、優雅で美しい曲線を描く「紗の幽蘭(しゃのゆうらん)」と呼ばれるコスチューム。その妖艶で気高さを醸し出す姿に対し、SNS上では「わ〜!!待ってましたぁ。やはりいつ見ても美しさは変わりませんね。頭の先から指先まで全てが綺麗すぎる」「はい、世界注目−!」などと絶賛の声が相次いでいる。
果たしてどのような点にこだわったのか。祐月さんは次のようにポイントを語った。
「私は二次元のキャラクターに自分をどれだけ近づけられるかを考えながら、キャラを研究し再現できるよう努力しております。ウィッグやメイク、表情、ポージング等コスプレ当日までにできる限りのことをしております。
ウィッグは凝光さんの髪型を忠実に再現できるよう全体のバランスを見ながら外ハネや結い上げ装飾の位置まで、納得いくまで時間をかけてセットしました。
メイクに関してはキャラデザとにらめっこしてイラストを描いてみたり、メイクの練習をしています。気品や妖艶さを出せるようピンク系統ではなくオレンジ系統で大人の女性を表現しました。眉毛の形、高さ、角度でかなり雰囲気も変わってしまうので眉毛は特にこだわって時間をかけているポイントです。
もちろんウィッグやメイクも大事ですがコスプレは体全体で表現するものと考えています。写真を撮るときはポージングは勿論、指先まで意識しております。なので、次の日は必ず筋肉痛になるのが悩みですね。
もっともっとキャラに近づけれるようこれからも努力したいと思います!!」
細部へのこだわりと情熱が実った作品。多くのコスプレファンを刺激し、新たな創造意欲を触発したことは間違いない。祐月さんはこれからも新たな光を放ち続ける。そんな言葉を贈っても、決して溢美(いつび)の言ではないだろう。