番組冒頭で、ケンコバは「僕の好きなプロレスラーの良いニュースが飛び込んできまして」と報告。プロレスに詳しくない千原ジュニアに、新日本プロレスの「グレート−O−カーン」選手の素晴らしい行為を振り返った。それは、ある駅構内で、泥酔した客に少女が絡まれていたのを救出するという行動で少女を守り、のちに警察からも表彰され「感謝状」が届いたというものだった。
ケンコバは「よかったのは、グレート−O−カーンが『勇気を出したのは自分ではない。自分に向けて助けて、といった少女の勇気を称えてほしい』と言ったこと」と熱く説明。大柄で髪を刈り上げる“強面”の大男に助けを求めた少女を称えるべき、という、何とも心が温かくなる話を披露した。
ところがケンコバは「心配なのが…」と続け、グレート−O−カーンが「女の子の中でヒーローになっていると思う。お母さんも感謝していると思うから、応援に行くと思うんです」と想像した。千原ジュニアも思わず「素敵な話やな。2席用意しているやろ」と身を乗り出したが、昔から親交のあるケンコバは「そのヒーロー、ちょっとブーイング多い人で、見せ場が相手の後頭部に座ってくつろぐという“玉座”という技なんですが、女の子のヒーロー像の中でそれが耐えれるのかどうか」と説明すると、ジュニアの表情も一変。「あんまり、よろしくないか。その日だけ、何とかできへんか」と訴えた。
これに同調したケンコバも提案。「みんなでグレート−O−カーンを盛り立てる。いつもはヒーローの棚橋選手とか、オカダ・カズチカ選手がケチな悪党になってくれて、グレート−O−カーンがそれを蹴散らすという興行を。あの女の子のためにも、プロレスファンもその日だけは同じノリで共有できると思うんです。新日本プロレスも、1回考えてくれへんかな」と熱く語り、千原ジュニアも「小一時間、早めに入ったらええやん、お客さんもこみで」とハートウオーミングな“八百長プロレス”を提案していた。