漫画「キン肉マン」の作者ゆでたまごの一人、嶋田隆司さんが29日、X（旧ツイッター）を更新。キン肉マンの担当編集者で、作中に登場する「アデランスの中野さん」のモデルとなった中野和雄さんが7月、77歳で亡くなったことを報告、追悼した。
中野さんは集英社「週刊少年ジャンプ」の編集部に所属、初代担当としてキン肉マンを大ヒット作に育てた。他にも「ど根性ガエル」の吉沢やすみさん、「1・2のアッホ‼」のコンタロウさん、「東大一直線」の小林よしのりさんらを担当した。
アデランスの中野さんは、アニメにもレギュラー出演する有名キャラ。「女房を質に入れてでも」を口癖にするほど格闘技イベントの大ファンで、にぎやかしの観客や、ファイトの解説者として登場し知名度が高い。
嶋田さんは「大阪で名もない私たちを育ててくれた中野さん心よりご冥福をお祈りいたしまします」と悼み、別のツイートでは「東京の『超キン肉マン展』ではお元気だったのに」とつぶやいた。
フォロワーは「小学生当時はモデルが実在したとは知らなかった。キン肉マンの中でもインパクト抜群なキャラクターでした」といった声を寄せた。「中野さんは、キン肉マンの作中で生き続けます」とのコメントに、嶋田さんは「その通りです。みんな大好き中野さん」と応えた。
