タレントの武井壮(49)が11日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」に出演。10日に行われた参院選の結果を受けて〝選挙戦改革〟を口にした。
自民党が圧勝したことに「なんて言ったらいいのか…。自民党以外の政党の方のアピールの場所っていうのが、全ての世代に広く知れ渡っている感じではないなという気がしていて『政治家ってこの人だ』みたいなイメージが、野党の方々は弱いと感じることがあるんですよ」と分析。
「テレビで政見放送とかいろんなところで見れるは見れるんですけど、今までの我々が自然に見れる場所で流して(放送して)いるだけだと足りないんだと思うんですよ」と〝情報不足〟だと指摘する。
そして「今回、ガーシーさん(東谷義和氏=NHK党、比例区)とか通ったじゃないですか。あれは完全にネットのエネルギーから生まれたものだから、より多くの人に『こういう政治をして日本をこう変えたいのである』ということをより強く打ちださないと、今の1強を崩せないんじゃないかと感じます」とコメント。
投票率が上がったことには「ネットイコール若者では全然ないので、若者だけが見ているメディアと捉えるのは、ちょっと時代遅れだと思っている。我々40代でも50代でも、十分ネットメディアを注視している。そういったところにアピールしていく新たな形をどんどんとっていかないと、本当に政治家が『こんな政治をしたいんだ』という思いがあるなら、今の政治で不満が山ほどあるのに何も変わらないっていうのは、アピールが足りなかったりとか、じゃあ何をして自分たち(野党が)政権を奪うのかっていうことがフォーカスしきれていないし、世の中に広く流布できていない証左じゃないかと僕は思うんですけどね」と持論を述べた。
ネットやSNSを利用した活動が増えているが、効果的な活用法も必要だという。「響くもの、視点、言葉を持った政治家が、さらに力を注いで注目を集めて、そこで変化が起きるかもしれないという期待を我々が感じてっていうことが起きないと、波にはならないと思う」
コメンテーターの苫米地英人氏は「3年後に衆院選があるわけです。今から現役の議員さんたちも、堂々とユーチューブで発信していくという形をどんどんやっていってほしい。そうすると、もう少しいい民主主義になる可能性が出ますよね」と現職議員のさらなるアピールが必要と強調。これに武井は「タレント議員に知名度で負けたって言ってほしくないですよ」と同調。ユーチューブ、SNSでの発信強化を提言した。