31日の放送を終えてあと6回となったNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、米国から来た映画キャスティングディレクターのアニー(森山良子)が何者なのか視聴者の関心を呼んでいる。忽然と姿を消して久しい、初代ヒロイン安子説が有力のようだが…。
25日の放送で登場したアニー・ヒラカワ。ヒロインのひなた(川栄李奈)が勤める「条映」の太秦映画村に、「サムライ・ベースボール」の日本人出演者探しで乗り込んできた。白髪に赤など明るい色の服装で、活動的。日本人とも英語で話す妙齢女性を巡っては、出現前の番組ナレーションでひなたにとって「驚きの女神」と示唆されており、運命的な存在であることをうかがわせる。
30日の放送では、ひなたの母でヒロインのるい(深津絵里)が作った回転焼きを食べる際、中身のあんを意味ありげに見つめるような場面もあり、和菓子屋で育った安子ではないかという見方が強まった。娘のるいを残して家を去った安子は上白石萌音が演じた。
31日の「おはよう日本」では、キャスター陣で「安子、あんこ、からの」「アニー」との連想も。一方、劇中ではCHEMISTRYの「PIECES OF A DREAM」が流れ、同曲がリリースされた2001年以降という時代背景が浮かび上がった。安子は1925年生まれの設定で、生きていれば75歳を超えていることになる。
ツイッターでは「75歳でキャスティングの仕事できるの?」「アメリカから来れる体力考えると70過ぎは設定に無理がある気がする」「アニーは若くない?」と安子とは結びつかないような見方が発信されている。ただ、すでに21世紀で75歳以上の元気なシニアは珍しくない。
安子の娘説には「年齢が合わない」の声も。いったい誰なのか――。