カシュニの滝付近で沈没したカズワン発見 専門家「これから原因究明が」

 元海上保安監で海上災害防止センターの伊藤裕康理事長が29日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難した事故で、海上自衛隊が同日、現場海域を水中カメラで調べた結果、深さ約100メートルの海中に沈んでいるカズワンを確認したことについてコメントした。

 カズワンが見つかったのは救助要請があった「カシュニの滝」付近の海中。海自掃海艇の装置を使い、船体に船名が記されているのを確認した。不明者が船内に取り残されている恐れがあり、捜索と確認を急いでいる。

 伊藤氏は「最大の事故のもととなったカズワンがやっと見つかったなということで、これから原因究明が急がれると思います」と話した。

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