元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが8日、都内で会見を行った。ジャニーズ事務所が故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を正式に認め、謝罪したことについて心境を語った。また、事務所の風通しの悪さが一因であることについても独自の見解を述べた。
カウアンは在籍当時を振り返り「この問題で性加害だけでなく今後、仕組みや育て方、契約の仕方、親御さんと会ったりとか、僕の時は契約もしたことはなかったので。よく聞くように、デビューして初めて契約しているとかそうで、ライブごとに契約書・同意書があり、お母さんは事務所の人と誰とも会ったことはなかった。放し飼いなところがあった。先輩から学んだり、先輩が絶対だったり、大変な思いはした」とジャニーズJr.時代の悪環境を回想。
さらに「衣装が消えたり靴がなくなったりした。それでとちったら、振付師に怒鳴られたり蹴られるとか…。いじめや暴力、そういう体制が特殊すぎていろいろあったので、そういうものだと思っていた」と受け入れざるを得ない状況だったことも明かした。
「ジャニーさんが亡くなる前から契約するようになったり、振付師が変わったりといろいろ変えてたらしいんですけど…」と前置きしつつ、自身の時代は「風通しはめちゃくちゃ悪いと思います」と断言した。
昨日のジャニーズ事務所の会見内では、ジャニーズJr.の育成に携わるジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長が変革の決意を語っていたが、「それは変わったらいいのかな。井ノ原さんがおっしゃっていましたが、今の子どもたちの顔を見て圧力をかけないようにとか、実力が実るような体制をとおっしゃっていましたが、本当にそうなってほしいです」と願った。