オペラ歌手・菅原浩史さん、42歳で急逝 6月にはソロコンサート予定も「ただただ深い悲しみに暮れております」

 オペラ歌手でオペラユニット「THE LEGEND(ザ・レジェンド)」のメンバー・菅原浩史(すがわら・ひろし)さんが今月12日に亡くなったことが、16日に分かった。42歳だった。所属事務所「カンパニーイースト」の公式ホームページで報告された。

 「菅原浩史 ご報告」と題し、「病気療養中でした弊社所属アーティスト 菅原浩史(オペラ歌手/THE LEGEND)が、5月12日(金)に急逝いたしました。生前のご厚誼に深謝し、謹んでご報告申し上げます」と公表。「ファンの皆様、仕事を共にしてくださった皆様、関係者の皆様に、このようなご報告を差し上げることは大変残念でなりません。突然の訃報に接し、所属アーティスト、スタッフ一同、今だ現実を受け止めることが出来ず、ただただ深い悲しみに暮れております。菅原浩史をこれまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます」とつづられた。

 通夜ならびに葬儀については「郷里の(岩手県)一関市にて執り行い、後日、ファンの皆様や関係者とのお別れの会を行う予定です。みなさまにはご迷惑をおかけしますがご配慮のほどお願い申し上げます」とした。

 菅原さんは国立音楽大学声楽科を首席で卒業し、同大学院声楽専攻オペラコース修了。モーツァルト作曲の歌劇「フィガロの結婚」タイトルロールでオペラデビューした。その後は歌劇「カルメン」のエスカミーリョ役、歌劇「イドメネオ」声役、歌劇「ゼッキンゲンのトランペット吹き(日本初演)」学長役、ヴィルデンシュタイン伯爵役、歌劇「ルイーザ・ミラー」ヴルム役、歌劇「リゴレット」スパラフチーレ役など、数多くの舞台に出演。ベートベン作曲「交響曲第九番」のバリトンソロなど、コンサートソリストとしても活躍した。また、2017年9月放送のテレビ朝日系「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦」にオペラ歌手代表として出演し、堂々のパフォーマンスを披露した。

 体調をめぐっては、今年3月28日に公式HPで「健康上の理由で長期の静養を要することになり、協議の結果、当面の間は今後予定しております舞台やコンサートを降板させて頂く事になりました」と報告。同月31日には、5月20日(会津公演)と6月16日(日野公演)に開催される幕末オペラ「歳三を愛した女」(土方歳三役)を「体調不良のため」降板することを発表した。

 菅原さんは今年3月3日には「THE LEGEND」のブログを更新し、6月1日に北海道札幌市でソロコンサートの開催が決まったことを報告し「ソロコンやりたいなあと思っていた矢先の開催決定、とても嬉しく思います」「クラシックの名曲をたくさんお届けする予定です。こちらも本当に楽しみ」などと意気込んでいた。

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