Mー1グランプリ2023会見、前列左から司会の川島明(麒麟)、ヨネダ2000、ウエストランド、ロングコートダディ、オズワルド、後列左からシンクロニシティ、ななまがり、キュウ、ダイヤモンド、ビスケットブラザーズ、ママタルト(撮影・柴田隆二)
(日刊スポーツ)
お笑いコンビ、オズワルドの畠中悠(35)と伊藤俊介(33)が27日、漫才日本一決定戦「M−1グランプリ2023」の開催会見に出席し、悲願の優勝への意気込みを語った。
昨年は敗者復活戦で勝ち上がり、4大会連続で決勝進出を果たした。惜しくも優勝には手が届いておらず、伊藤は「もちろん優勝を狙っていますけど、6月27日現在、ネタなんてありゃしないよ」とボヤいた。しかし、昨年の会見でも同様の発言をしていたことから周囲の芸人らからは「またやってるよ」とヤジが飛んだ。
昨年の敗者復活戦についても振り返り、畠中は「実の父親に(共に出場していた)令和ロマンの方が面白かったと言われた」と語って笑いを誘った。実際に、2人のSNSにも「令和ロマンに謝れ」といったメッセージが多く届いていたといい、伊藤は「ものすごいDMの数で。自分も家族のグループLINEで『令和ロマンが面白かった』と言われた」と振り返った。
優勝こそ果たしていないが多くのテレビ番組出演を果たすなど“売れっ子”と呼べる活躍を続ける2人。最近は新幹線移動の際にグリーン車が割り当てられるようになったといい、伊藤はその件について2016年キングオブコント王者のライスが「怒り狂っている」と証言。ライスは王者となったあともグリーン車が割り当てられないことを度々ネタにしており「7年前に優勝しているのに、まだなってないみたいで。僕たちは優勝して正式にグリーン車をいただこうかなと思っています」と意気込んだ。
決意を込めた?変化もある。畠中はトレードマークだった衣装のサスペンダーを卒業したと明かし「八重歯も抜きました。最近、フェイシャルマッサージにも行っていて、体重も7キロ痩せました」と近況報告。伊藤は「日に日に相方がきれいになっていってる」と突っ込んで笑わせていた。
「M−1グランプリ2023」は結成15年以内(08年1月以降結成)の2人以上の漫才師が対象。プロ、アマ、所属事務所の有無は問わず、優勝賞金は1000万円。今年で19度目の開催となる。8月末までエントリーを募集し、テレビ朝日系で生中継する12月の決勝へ向けて1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝と5度の予選を戦う。これまで昨年の準決勝進出組は翌年の1回戦が免除されていたが、今年から昨年の準々決勝進出組までが免除されることになった。また、今回は1回戦のネタ時間が昨年から15秒短縮される。