エブエブ旋風!カルト系なのにアカデミー賞7冠の衝撃中身 伏線回収もお見事

エブエブ旋風!カルト系なのにアカデミー賞7冠の衝撃中身 伏線回収もお見事

主演のミシェル・ヨー(ロイター)

(東スポWEB)

【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。いや〜、盛り上がってますね、WBC! 日本中が熱狂し、ニュースもWBC一色という感じですよね。これほど注目を集めているのは、なんといっても二刀流・大谷翔平選手の存在です。

 もし大谷選手が投手か打者のどちらかに専念していたらどうなっていたのか。はたまた野球以外のスポーツをやっていたら? そのすべてを見たいと思わせる大谷選手の無限の可能性がワクワクさせてくれるのかもしれません。

 自分にも違う人生があったかもしれない、なんて思うことがありますよね。そこで今回はタイムリーな作品を紹介します。第95回アカデミー賞で作品賞をはじめとする7部門を受賞し、“エブエブ旋風”を巻き起こした映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)です。

 アカデミー賞って人権、人種差別問題、最近ではセクシュアリティーといった社会的メッセージが強い映画が受賞しやすいんです。ところが、この映画は自分たちの宇宙以外にも別の宇宙が存在しているという概念“マルチバース(平行宇宙)”と、カンフーの要素をかけ合わせたスーパーカルトサイケデリック映画なんですよ!

 ミシェル・ヨー演じるコインランドリー経営者のエブリンは、税金、親の介護、優しいだけで頼りにならない旦那など、さまざまな問題を抱えています。そんなある日、旦那に乗り移った“別の宇宙の旦那”から「大魔王がこの宇宙を壊そうとしている。それを救えるのは君だ」と言われます。

 わけが分からないですよね(笑い)。急に物語がカルトムービーに走り始めるんです。マルチバースではエブリンはカンフーマスター、大女優、歌手にもなっている。世界を大魔王から救うために平行宇宙の彼女の助けを借りるというとんでもない映画なんですよ。

 最初、見ていると何のこっちゃ分からないんですけど、伏線回収が素晴らしい! だんだんと平行宇宙ってあるかもなって思える。それを視覚的に分かりやすく説明しているんです。

 映画の内容も人種問題、移民問題、経済格差とか今のアカデミー賞のテーマになりやすいものが全部入っていることが明らかになっていきます。
 アジア系のキャスト、スタッフが制作した映画が受賞ということだけでも快挙。さらにカルト系映画が受賞ということでアカデミー賞に新たな可能性を感じました。

 大谷選手同様に前例にとらわれない者が新しい時代の扉を開くんだと思います。エブエブ旋風同様にWBCでの侍旋風に期待したいですね!

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