イニエスタ、ヴィッセル神戸退団を発表 「サッカーだけにとどまらず」日本愛あふれるスピーチ

イニエスタ、ヴィッセル神戸退団を発表 「サッカーだけにとどまらず」日本愛あふれるスピーチ

アンドレス・イニエスタ (C)ORICON NewS inc.

(ORICON NEWS)

 サッカー元スペイン代表でヴィッセル神戸所属MFのアンドレス・イニエスタ選手(39)が25日、神戸市内で会見を行い、クラブを退団すると発表した。7月1日にノエビアスタジアム神戸で開かれる北海道コンサドーレ札幌戦が、神戸のユニフォームを着てのラストマッチとなる。

 FCバルセロナを退団後、2018年に神戸に移籍。世界的ビッグプレーヤーの来日が大きな話題となった。記憶と記録に残るプレーを連発し、19年シーズンには天皇杯を制し、クラブ初のタイトル獲得に貢献。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも出場した。

 イニエスタは「振り返ってみると、あの決断をとったことについて、大きな喜びと誇りの感情がわきあがってくる。日本に神戸に、そしてヴィッセル神戸に来たことは、自分の人生の中でとった決断の中で最高の決断の一つであり、これからもそうあり続ける」と語った。

 さらに「このクラブで多くの素晴らしい仲間に囲まれながら、人としてもプロとしても大きく成長することができました。さらに、サッカーだけにとどまらず、この素晴らしい国の文化も体感し、味わうこともできました。自分の家族を温かく歓迎してくれたこの国対して、いまでは特別な感情を抱いている」と、愛あふれるスピーチ。

 昨シーズンから欠場が増え、神戸がJ1首位を走る今年も出場機会が限られるなどの「現実」に向き合い、「リスペクトをもって受け入れ、ここを去ることがベストの決断」と決意。今後については「サッカー選手としてプレーしながら引退したいという気持ちが強い。そういう場所を見つけたい」と現役続行を示唆するとともに、日本への愛を込め「情熱をまだまだ注いでいきたいプロジェクトがある。日本サッカー界に今後も貢献できるよう努めたい」と意欲を見せた。

 6月6日には、ヴィッセルが初めてタイトルを獲得した東京・国立競技場で、FCバロセロナと親善マッチを行う。イニエスタは「感謝を伝えるこれ以上の機会はないと思う。皆さんと楽しむことができたらうれしい」と意気込んだ。

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