この日はテーマを決めず、その場で話をつなぐ「立ちトーーク」。相方を伴わず単身出演となった田中は、そのなかで「納得いかない系は一回、お笑いの賞レースのほうで…」と切り出した。
田中が語ったのは2004年に「お笑いホープ大賞」にコンビで出場した時のこと。晴れてアンガールズは優勝したが、審査委員長を務めていた放送作家の高田文夫氏(75)は総評として「僕はアンガールズじゃなくて『キングオブコメディ』のほうが面白かった」と語ったという。
「なんでこんなところでこんなこと言うんだろうと思って。思っても裏で言えばいいじゃないですか」と怒りの表情を浮かべる田中。だが、ことはそれだけで終わらなかった。
さらに9年後の2013年にはNHKのバラエティー番組「お笑い頂上決戦1・3・5」でも優勝。その時の審査委員長はミュージシャンで俳優の泉谷しげる(75)だったが、その時はやはり総評で「僕はアンガールズじゃなくて『バイきんぐ』が面白かった」とコメントされたのだという。
「まず、優勝するって難しいのよ!2回優勝してるの凄いのに、オレ2回ともステージ上で“すべり顔”で“すいません、なんか…。なんか審査員にはまらなくて…”みたいな顔で終わってる」と優勝したにも関わらず2回ともステージ上で変な空気になったことに“思い出し怒り”。「で、高田文夫さんは謝ってくれたんですけど、泉谷しげるさんはまだ謝らずにノケノケ生きてるんですよ!」と続けた。
「ノケノケ」に共演者たちは一斉に「???」となって苦笑い。「間違えちゃったんですけど…」と照れた田中だったが「本当にステージ上でいうことじゃないじゃない?っていうことはちょっとね…」といまだに根に持っている様子だった。