お笑いコンビアンガールズ山根良顕(47)が、中国放送(RCC)のバラエティー番組「元就。」のロケで新種の昆虫を発見した。
山根は、今回の発見にあたり「番組の中で一緒に発見した虫が後世に残ることがとてもうれしいです。これからも広島の人たちとともに、新種の虫だけではなく、街の新しい魅力を発見できるように頑張っていきたいと思います!」とコメントを寄せている。
今回の大発見は、早々とネットニュースでも取り上げられ、山根も自身のX(旧ツイッター)で反応。同番組公式Xの「元就がニュースに!家臣・山根の快挙なのじゃ〜」と祝福する投稿を引用し「テへッ」と控えめに自身の快挙を報告した。
RCCによると、番組は昨年10月に放送。山根は広島県庄原市比和町(ひわちょう)にある「庄原市立比和自然科学博物館」の客員研究員で“昆虫博士”の千田喜博さんとともに比和町の山に新種の昆虫を探しに向かった。千田さんはカブトムシと同じ甲虫のハネカクシのエキスパート。山根は千田さんと落ち葉などを拾い集める中で、1センチにも満たない小型のハネカクシを発見した。当時放送された番組では「新種かもしれない」と断定はされなかったが、後に千田さんがこれまでに発見したハネカクシと比較し「新種だと結論づけた」とする研究を論文にまとめた。新種のハネカクシは番組名に伴い「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」と名付けられ、通称「モトナリ」となった。
RCCによると、論文は23年11月に国際的な学術誌でも発表され、新種の発見が世界的に認められたという。