お笑いコンビ・アインシュタインの稲田直樹が、29日、テレビ朝日「2分59秒」に出演し、容姿いじりへの思いを語った。2分59秒で主張したい内容をトークする番組。稲田は「本当のやさしさって何ですか?気遣いは時に凶器になる」というタイトルで「人の見た目や容姿をいじるのが良くないという空気がどんどん昔に比べると強くなってまいりました」と最近の傾向について自身の視点で語った。
自身も容姿をネタにするだけに「やりにくい部分もある」としたが「それで傷付く人が減るなら仕方ないことだと思います」と流れを受け入れた。その上で「『いじらない』という『いじり』が存在する」と主張した。
「いじらないいじり」の具体例として、メークのスタッフに「鼻はきれいですね」と褒められた経験を告白。「鼻“は”?」と聞き返してしまい、微妙な雰囲気になったが、それでもメーク担当は鼻を褒め続けた。稲田はかえって「気を遣わせて恥ずかしい」と感じたという。
家族の前でもアゴのネタでボケたことがあったが、家族はストレートに笑わずに背中を向けて肩を揺らしていたという。「そうなったらいじりなさい。陰でいじってるのかなって思いました。それ以来、実家では落ち着かなくなりました」と明かした。
MCの千原ジュニアも「何となく番組なんかでも『いじらん方がええんかな』みたいな空気あるよな」と状況の変化に理解を示した。稲田は「家族に思われるのがすごい恥ずかしくて…」と複雑な思いを語った。