やくみつる氏“増税メガネ”の流行語選外を説明「日本のトップに忖度したのではない」

やくみつる氏“増税メガネ”の流行語選外を説明「日本のトップに忖度したのではない」

『2023ユーキャン新語・流行語大賞』発表・表彰式に登壇したやくみつる氏 (C)ORICON NewS inc.

(ORICON NEWS)

 今年最も話題となった言葉を選ぶ『現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が1日に発表され、選考委員のやくみつる氏(漫画家)が総評を述べた。

 今年は、阪神タイガースの今季スローガン「アレ(A.R.E.)」が年間大賞、「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」「OSO18/アーバンベア」「蛙化現象」「生成AI」「地球沸騰化」「ペッパーミル・パフォーマンス」「観る将」「闇バイト」「4年ぶり/声出し応援」がトップ10に選出。選考委員特別賞には、とにかく明るい安村の「I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)」が輝いた。

 やく氏は、総評の中で「30語が発表されてすぐにネットがざわつきました。『増税メガネが入っていない』と。忖度があったんじゃないかと言われましたが、実際に増税メガネには仮のポイントが入っていました」と言及した上で「ただ積極的に推すにはためらいがあった。自分のコラムでも『増税メガネ』ネタしたことがあったけど、ネタにする際に注意を払ったつもりでした」と説明した。

 続けて「増税メガネという言葉が大喜利状態で独り歩きしていることを懸念した。どれだけその言葉が流行っていても尻馬に乗るような形は避けたい。自分の知人にも、子どもの頃からの弱視のせいで分厚いメガネを掛けている方もいる」と語り、「日本のトップに忖度したのではない。むしろそういった方々への気遣いと解釈いただければ」と話していた。

 選考委員は、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーラン氏(お笑い芸人)、室井滋氏(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)、やくみつる氏(漫画家)(50音順)と、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。

■ノミネート語30は以下のとおり(50音順)
No. ノミネート語

1. I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)
2. 憧れるのをやめましょう
3. 新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
4. 新しい戦前
5. アレ(A.R.E.)
6. 頂き女子
7. X(エックス)
8. エッフェル姉さん
9. NGリスト/ジャニーズ問題
10. オーバーツーリズム
11. 推しの子/アイドル
12. OSO18/アーバンベア
13. 蛙化現象
14. 5類
15. 10円パン
16. スエコザサ
17. 性加害
18. 生成AI
19. 地球沸騰化
20. チャットGPT
21. 電動キックボード
22. 2024年問題/ライドシェア
23. ひき肉です/ちょんまげ小僧
24. 藤井八冠
25. ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー
26. 別班/VIVANT(ヴィヴァン)
27. 観る将
28. 闇バイト
29. 4年ぶり/声出し応援
30. Y2K

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