実業家のひろゆき氏が6日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)にリモート出演。2023年の日本経済を占った。
番組では厚生労働省がこの日発表した、22年11月の毎月勤労統計調査を紹介。それによると、物価上昇を加味した実質賃金は前年同月比3・8%減で、8年6か月ぶりの下落率となったという。
このニュースにひろゆき氏は「日本経済全体の問題なので、ちょっと何かを変えて良くなるみたいなもんではないので、まあ今後もこの形でダラダラと実質賃金は下がり続けるんじゃないかなと思います」と悲観的な見方だ。
岸田文雄首相は物価上昇を上回る大幅な賃上げの実現に向けて取り組む姿勢を見せているが、ひろゆき氏は「賃上げよりまず増税しないほうがいいと思うんですよね」とばっさり。
続けて「増税する分だけ買えるものの金額は下がっちゃうので。甘利(明・自民党前幹事長)さんが『少子化対策で増税』とか言ってましたけど、若い人たちがお金がないから子ども作れないよって言ってるのに、増税したら余計苦しくなる。そういう意味でやっぱ間違ったことをやり続けるっていうところ。ただ高齢者の人とか年金もらってる人たちは自民党、公明党支持してるので変わんないだろうなと思って見てます」と淡々と苦言を呈した。
その上で今年の日本経済の見通しを聞かれ「少子化のために増税するぞ、っていう間違ったことでもなんかそのまま通っちゃいそうとか、経済的にも間違ったことをずっとやり続ける日本っていうのは変わらないので、そういう意味では今後も今までと一緒。経済は下がり続けて、少子化も解決しないままなんじゃないかなと思ってます」と後ろ向きな言葉を並べた。