女優のん(29)が17日、第32回日本映画プロフェッショナル大賞 授賞式に出席。魚類学者でタレントのさかなクン(47)初の自伝的エッセイを映画化した作品「さかなのこ」で主演女優賞を受賞した。
今年で32回目となる歴史ある同賞の受賞に「わたしにとって『さかなのこ』という作品はすごく大切な作品になったので、こうして賞としてお褒めいただけるということがとてもうれしい。幸せに満ちています」と喜びをかみしめた。
作品の主人公、魚が大好きすぎる少年ミー坊については、「ミー坊とほすごく共感する部分がありました。私も好きなことに没頭すると周りのことが見えなくなるタイプなので」と自身との共通点を明かした。
しかし、ミー坊と似ているのはのんだけではないという。「沖田監督もミー坊っぽいところがあって。撮ってるときに笑っちゃうんですよ。監督の笑い声で『もう一回』ってなったりとか。口を押さえて撮ってるのが印象的で」と監督が撮影を止めてしまうことを暴露。「でも、そういう風に映画が好きな人たちが集まってこうして撮影ができるんだなと思うと、現場がミー坊にあふれてる気がして。それがすごく幸せでした」と撮影現場の明るい雰囲気を語った。