「つながる演劇祭」をテーマとする小演劇の祭典『関西演劇祭』が11月11日、「COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール」(大阪市中央区)で開幕。開会式には、参加する10劇団に加えて南野陽子や板尾創路らが出席した。
同演劇祭は、演劇関係者やテレビの番組プロデューサー、映画監督らが審査員として協力。今回5回目を迎え、これまでに参加した役者や作家は、ドラマ・映画の出演や脚本を担当するなど活躍の場を広げており、関西演劇界のカンフル剤となっている。
今回実行委員長を務める南野は参加劇団に向け、「緊張もされてると思いますが、ステージ上で感じられる感動とか感情を胸に抱いて、良い作品をみなさんに見せていただきたい」と期待。
フェスティバルディレクターの板尾は、「いろんな分野にみなさん出て行って活躍されていて、僕も現場でお会いすることも。金銭的には赤字が膨らんでいますが、つながりもどんどん増えてます。5年目よろしくお願いします」と挨拶した。
『関西演劇祭2023』は11月11日〜19日に、各劇団3ステージずつ上演。各演目の上演時間は45分で、各回とも上演後に審査員と観客を交えたティーチイン(討論会)が実施され、出演者らとの交流を楽しめる。チケットは一般4000円、学生3000円(当日は各500円増)ほか。