ちょんまげと和装姿でバイトの面接に合格したというある男性の写真が4月16日、Xに投稿され「本当に現代を生きる方ですか…???」などと話題になっています。
写真を投稿したのは、とりにく(@tarakosan114)さん。
「行ってきます」という文言とともに、ちょんまげ頭に和装姿の写真を投稿。アルバイトの面接にはこの格好で臨み、見事合格したそうです。投稿は2000回以上「いいね!」され、大きな反響を呼びました。
ハフポスト日本版はとりにくさんに、なぜちょんまげなのか、そのポリシーを貫いている理由について伺いました。
とりにくさんは「結論から言うと『ただやりたかったから』『ただの髪型だと思っているから深い理由はない』」と言います。
一方で、元々の趣味や服装も「古いもの」が好みで、今風のファッションには興味がなかったそうです。
何を着るのか。転機は高校時代に訪れました。
「ふと、『日本人なら一着くらいは着物を持ちたい』と思い立ち、買いに行ったらそれが大ハマり、『自分はこれだ!』とそれから毎日和服の生活が始まりました。普通の黒髪や、背伸びをして派手な髪にしたりもしましたが、いかんせん着物には合わず自分自身で、無理をしている気もしました」
そんな頃、「和服を着るなら和服に合う髪型にしよう!」「床屋代もかからないからその分服に回せる!」と思い立ち、現在のちょんまげ姿になったそうです。
今回話題となったバイトの面接では、「お店の方も『珍しいけどただの髪型』と言ってくださいました」とのこと。
「採用は私の奇抜な見た目だけではなく、私の中身を見てくださってのことだと存じますので、その期待を裏切らないよう努めます」と、仕事に取り組む抱負を語っています。
また、そのほかにちょんまげ姿を生かしたモデルなどにも取り組みたいそうです。
投稿には「本当に現代を生きる方ですか…???」「凛々しいお侍さま」など多くの声が寄せられました。
とりにくさんは、そのような反響に対して「私自身変わった髪型をしているという事は重々理解してるのですが、私も私の周りもこの見た目に慣れ切った人達なので、世間が思うほど珍しい事だとは思っておりませんでした。が、今回の大反響で改めてちょんまげの話題性や、インパクトの大きさに気がつきました」とコメントしています。
行ってきます pic.twitter.com/U5h11zW1PG
— とりにく (@tarakosan114) April 16, 2024