吉本興業の創業110周年特別公演「伝説の一日」が3日、大阪市のなんばグランド花月(NGK)で千秋楽を迎えた。この日はダウンタウンが劇場では1991年以来という漫才を披露するなどまさに“伝説の一日”となった。2日間の公演で、262組377人が出演した。
フィナーレは明石家さんま(66)ら出演者が舞台に勢ぞろい。桂文枝(78)は「吉本興業はこれからもこんなに若い人がたくさんいて頑張りますので、今後ともよろしくお願いします」とあいさつ。
さらにさんまに促され、同社の岡本昭彦社長も登壇。岡本社長といえば、2019年に闇営業問題が発覚した際に5時間半にわたる会見を行ったことで話題となった。さんまから「ポンコツ記者会見で有名。話術に磨きをかけた」とイジられると、岡本社長も公演のお礼のあいさつなのに「本日は誠に申し訳ございませんでした」とボケて謝罪し笑わせた。
最後はさんまら全員で「笑顔のまんま」など“吉本ヒットメドレー”を歌唱。さんまは同曲の途中で「吉本が笑いを君にあげるから、君たちの笑顔をこの吉本に」と語りかけるように言い、締めくくった。