明石家さんまが18日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。14日に93歳で亡くなった作曲家のキダ・タローさんを追悼した。
さんまは「関西人にとってはすごい人で。関西のお笑いの、新喜劇も。かなりのCMソングだを作ってらした方なんですけど、われわれはそんなことよりも、『フレッシュ9時半!キダ・タローです』(ABCラジオ、1973〜89年)っていう番組」と切り出した。
さんまが19〜20歳のころは「フレッシュ9時半!キダ・タローです」と「ありがとう浜村淳です」(MBSラジオ)に出演することが「ステータスだった」と振り返り、「『あそこ出れたらもういいか』『夢はかなったか』というぐらいの両巨頭だった。そこに僕はよく呼ばれた。『うわ、フレッシュ9時半!キダ・タローに出てるわ…』という気持ち(で出演していた)」としみじみと振り返った。
続けて「19〜21歳ぐらいのときに本当によく呼んでいただいて、ものすごい優しく、芸人さんじゃないんで、丁寧に優しく、俺らみたいなペーペーのお笑い芸人を優しく包み込んでくれてたという思い出は(ある)。そこからかなりの期間、考えたら40何年お会いしてないんですけど、そのころデビュー当時いろいろお世話になったりとか、呼んでいただいたり、浜村淳さんもそうやけど。いろいろフォローしていただいた2人なんです」と感謝した。
最後に「いろいろ思い出していただいて。キダ・タローさんのご冥福を本当にお祈りいたします」と故人を偲んだ。