女優の山田杏奈が26日、東京・日本外国特派員協会で主演映画「山女」(福永壮志監督、30日公開)の記者会見を行い、世界にアピールした。
米ニューヨークで映画を学んだ福永監督が柳田國男の「遠野物語」に着想を得て同調圧力など現代社会の問題を交えて映画化。長編映画の時代劇に初挑戦した山田は「私自身は何も期待しない、傷つかないように自衛する『さとり世代』と言われる世代です。同世代の人たちが、もっと希望を持って生きていこうと考えるきっかけになれば、うれしいな」と思いを込めた。
さとり世代とは、一般的に1987年から2004年生まれ。物欲にこだわらない若者気質から生まれた言葉で、13年の新語・流行語大賞にノミネートされた。