「SUPER STAR AWARDS 2023 Cannes」でベスト・フィルムズ・アワードを受賞した田中壱征監督の最新作「雨のち晴れの予定―TOKYO LOSS2―」に〝80年〟デビュー組の元アイドル、原めぐみが出演している。
「社会に居場所がない」や「生きていくのが怖い」など、誰もが抱える挫折や葛藤、苦悩、不安。そんな中、ほんの少し見えるかもしれない「希望」が詰まった8つのエピソードからなるオムニバスだ。
出演は田中監督の「TOKYO LOSS」(2015年)にも出演している原のほか、大林素子、いしだ壱成、酒井敏也、南部虎弾・氏神一番ら個性派がそろう。
田中作品には4回目の出演となる原は、丈と離婚寸前の滑稽な夫婦役を演じ、トリを飾る。
「日常にありそうな話が監督の味付けで興味深く面白くなっています。私はひたすら怒る妻役。なにしろ怖い妻(笑)なので、すごみとともに滑稽さや哀れさも感じていただければ」と原。
原は、NHK「600こちら情報部」のリポーターで芸能界入り。1980年に「ボーイハント」で歌手デビュー。松田聖子や田原俊彦らと同じ〝80年組〟だ。東京都江東区のレインボータウンFMでのレギュラー番組は8年目に突入するなど活躍中だ。