米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2023』(SSFF&ASIA)が、6月6日から都内複数会場およびオンライン会場で開催される。それに先駆け、尾崎紅葉の『金色夜叉』をモチーフにした小説をショートフィルム化した『海の見える街で』がきょう11日、公開された。
同映画祭では、令和4年度日本博主催・共催型プロジェクトとして、日本各地に眠る文化や物語のエッセンスを抽出し短編小説に昇華するプロジェクトを実施。岩手県、静岡県、福岡県を舞台にした3つのショートストーリーが生まれ、その中から、静岡県熱海市に銅像がある事でも知られる尾崎紅葉の小説「金色夜叉」をモチーフとした短編『海の見える街で私たち』(乘金顕斗著)が、宮城夏鈴監督によりショートフィルム化された。
メンズノンノ専属モデルの水沢林太郎と第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した佐久本宝がダブル主演をつとめ、酒向芳、萩原聖人らの豪華キャスト陣も出演。自然豊かな静岡県を舞台に、2人の少年が葛藤しながら大人へと成長していく青春ドラマ。